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    福岡正信の言葉

    • 2011.04.22 Friday
    • 10:33
    JUGEMテーマ:日記・一般

     原発問題の是非を考えているうちに、以前本ブログで紹介した自然農法家の福岡正信氏がNHKの番組で言っていた言葉を思い出した。

    「(前略)……あることに気がついた時から、もう自分の生き方は自然農法やって百姓になって生きていくだけだと。食って寝て生きておればいいという結論が出てしまったんですね。方法も……何もしない。人間の知恵を否定し、物に価値があるんじゃないと。人間が生産しているんじゃないんだと。自然が作っているんだ。草一本人間が作っているんじゃない。人間の知恵と力とは全く役に立っていないのだということに、25才の春に気づいた。
    『便利な』というのはどういうことですか。便利なという言葉はそれを必要とする条件を作った時に便利なのであって、ここにおってメシ食って寝て果物食っておるんだったら何も、車は要らないでしょう。金儲けをしよう、他所に行きたいという時に必要なものだ。便利なというのはね、逆に言うと不便なことをこしらえてるということなんだ。不便だから便利なものを求める。本当は人間に不便なということは何もなかった。」

     

    これは翁の言葉のほんの一部だが、文明、特に科学文明に対しての強烈な否定である。いろいろな意見はあると思うが電気やガスを一切使用しないで「豊か」な生活をしていた正信翁だから言える深く重い言葉である。

     

    正信翁のように電気やガスや自動車やコンピューターのない生活を今の我々がしていくことは無理だろうが、深刻な原発問題や環境問題に直面している今こそ翁の言葉を聞き入れ、少しでも我々の生活のあり方を変えなくてはいけないのではないか。その決断・選択は特に日本では待ったなしの状況である。

    p.s.
    福岡正信氏は残念ながら2008年に亡くなられた。(私もその記事を見たのだがうっかりブログに書くのを忘れてしまっていた)
    世界的に評価されているのに日本ではそれほどではないのは本当に残念である。
    著書もあるので一読をお薦めする。

    かなり遅れてしまったが氏のご冥福をお祈りする。
    合掌

    いまさらレベル7とは、、、。

    • 2011.04.12 Tuesday
    • 16:18
    JUGEMテーマ:日記・一般
     今回の原発事故のレベルがチェルノブイリと同じ「最も深刻」なレベル7に引き上げられました。以前から内外から指摘されていたので今さらという感は拭いきれませんね。
    最初はレベル4くらいと言っておきながら次第に上がっていき、とうとう最悪レベルの7まできてしまいました。何かこの感じどこかで味わったような気がします。
    以前本ブログで紹介したイタリアの作家ディーノ・ブッツァーティの「7階」で書かれていた悪夢に似てるんですよね〜。最初はごく軽症と医師に言われながら言葉巧みにより重症の患者の階に次第に移されて行き、最後に気がついたときには静かに死を待つ患者の階にいたというのがこのストーリーですが、現実がこの小説のようになってもらっては困ります。
     とにかく、外国の専門家を招集してでも信頼できる数値や情報を割り出し、たとえ悪い内容でも隠さずに早く知らせろと声を大にして言いたいです。それにスポークスマンを一元化しろということも併せて言いたい!

    あなたがしなかったこと (原題 Things you didn't do)

    • 2011.04.06 Wednesday
    • 14:16
    JUGEMテーマ:日記・一般
     20年以上前から探していた詩があったが、最近になりその詩と再会することができた。
    今日はその詩を紹介する。


    あなたがしなかったこと

    おぼえてる? 私があなたの新しい車をかりてへこませてしまったときのことを---
    殺されちゃうかと思ったのに、あなたはそんなことはしなかった
    おぼえてる? 私があなたを浜辺にひっぱっていったときのことを-----
    あなたは雨になるっていった
    そしてやっぱり雨が降った
    「そうれみろ」っていわれちゃうかと思ったのに、
    あなたはそんなことはしなかった
    おぼえてる? やきもちをやいてもらいたくて、 私が男の子たちと遊びまわったときのことを-----
    あなたはやっぱりやいてくれたわ
    捨てられちゃうかと思ったのに、あなたはそんなことはしなかった
    おぼえてる? あなたの車のシートに私がイチゴのパイをひっくり返してしまったときのことを-----
    ぶたれるかと思ったのに、あなたはそんなことはしなかった
    おぼえてる? 私がフォーマルなダンスパーティだってことを言い忘れて、あなたがジーンズで来てしまったときのことを-----
    もう絶交されちゃうかと思ったのに、あなたはそんなことはしなかった
    あなたがしなかったことは、たくさんたくさんあった
    あなたは私のことを我慢し、私を愛し、私を守ってくれた
    お返しに、こんどは私があなたにたくさんのことをしてあげたい
    あなたがベトナムから帰ってきたら-----
    でもあなたは帰ってこなかった


     この詩は、元々ある少女によって書かれ、アメリカで出版された「”自分らしさ”を愛せますか」(原題『Living, Loving, & Learning』)という本の中で紹介されたものであるが、私は絵本という形で知った。
    私の記憶では、私の出会った絵本ではここで終わらず、この後で「やがて、、」とか「そして、、、」というような言葉と共にこの彼氏がある程度年月が経ってから帰ってきたような絵が描かれていたと思っていたのだが、、、記憶違いだったのだろうか?
    そういう終わり方も悪くはないと思う。




    ちなみにこの本の著者はレオ・バスカリア(Leo F. Buscaglia)という大学教授(既に亡くなっているが)で彼の他の著作「葉っぱのフレディ」は日本でも有名である。
    バスカリアという日本語表記は正確ではなく実際はブスカリアの方が近いということだ。

    原文も併せて紹介する。

    「Things you didn't do」

    Remember the day I borrowed your brand new car and I dented it?

    I thought you'd kill me, but you didn't.

    And remember the time I dragged you to the beach, and you said it would rain, and it did?

    I thought you'd say, "I told you so."  But you didn't.

    Do you remember the time I flirted with all the guys to make you jealous, and you were?

    I thought you'd leave me, but you didn't.

    Do you remember the time I spilled strawberry pie all over your car rug?

    I thought you'd hit me, but you didn't.

    And remember the time I forgot to tell you the dance was formal and you showed up in jeans?

    I thought you'd drop me, but you didn't.

    Yes, there were lots of things you didn't do,

    But you put up with me, and you loved me, and you protected me.

    There were lots of things I wanted to make up to you when you returned from Viet Nam.

    But you didn't.

    「悲しい本」

    • 2011.04.05 Tuesday
    • 06:53
    JUGEMテーマ:日記・一般
     先週偶然つけたラジオ放送で「悲しい本」という絵本のことを知った。
    早速入手してみたが、いい本だと思った。こんなときだからこそこの本をお薦めする。
    あかね書房 マイケル・ローゼン作 クェンティン・ブレイク絵 谷川俊太郎訳




     震災で母を失った人、父を失った人、子を失った人、兄弟を失った人、妻を失った人、夫を失った人、恋人を失った人、友を失った人、ペットを失った人、家を失った人、、。もし悲しみに色があったならば今日本は悲しみの色で覆われているだろう。
    悲しみの色は消えることはないが、灯りを灯していけばこの覆いは取れていく。ゆっくりこの灯りが灯っていくのを待とう。
    がんばろう日本!

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