最近つくづく思うのが、幼少時の娘と父親の関係がその後のその女の子の恋愛や結婚に多大な影響を与えるということです。
幼少時に父親から愛されていないと女の子が感じてしまうと、(実際にどれだけ父親が愛していようとも娘がそう感じるならば)その子は将来恋愛や結婚において問題を起こしてしまことが多いようです。
一般的にそういう問題を持つ女性が多くなっているのでしょうか?どういうわけか私はここのところそういう問題を持つ女性とばかり出会っています。(たぶん、わたしにも何か原因があるのでしょうが、、)
私の前妻や元の彼女もその典型でした。私の前妻は外国人ですが、彼女の父親は軍人だったため家にいないことも多く、また非常にスパルタ式で彼女を育てたとのことでした。どの程度かは明確ではありませんが体罰もときにはあったらしいです。彼女は父親のことが大好きで愛されたかったのですが、彼女の思いと父の育て方には大きなギャップがあったようです。
また元の彼女も生まれたときには父親は家を出て行ったため、父親の愛情を知りません。その後10歳くらいになってから義理の父親が現れましたが、彼はいい人だったのですが、当初は彼女との関係はそれほど良好ではありませんでした。
私が思うには、二人ともそういう状況の中で精神的な傷と父親に対しての怒りが醸成されていったような気がします。そしてその怒りは深層意識に無意識のうちに隠されたのでしょう。辛い事実(この場合は父から愛されない自分がいること)を認識してはとても生きていけないので自己防衛のため本能的に無意識にその記憶と怒りを深層意識に隠してしまうのです。(多重人格になるきっかけも同様の理由がよく言われます。)
いったん隠された怒りは簡単には表に出てきませんが、大人になってから恋愛関係になったときに変化し彼氏に対する怒りとして再び表に出てきます。幼少時の女の子にとって父親の存在とは彼氏の存在に近いものがあるからです。大人になって彼氏や夫となった男性とつきあっていくうちに、人により時間の差はありますが、次第に幼少時の傷から浸みだしていきながら数倍もの怒りとなって表にでて、彼氏や夫にぶつけられるという結果になることが多いのです。
その怒りは、例えば、普通なら怒るようのことでない非常に些細な夫や彼氏の言動に対しての言葉による暴力になったり、逆に夫や彼氏の愛情に対しての無視や受容拒否(この辺は経験者ですからよくわかります)になったりして、彼氏や夫を攻撃します。でもなぜそうしてしまうのか彼女にはよく理由がわからないのです。
また、幼少時にこのような傷や問題を持つ女性は倫理観や貞操観念が脆弱になりやすく、不倫関係ばかり結んだり、短い期間しか付き合えずコロコロ交際相手を変えたり、相手がいながら他の男性とも交際せずにはいられない、他の男性からもチヤホヤされたいといった所謂浮気性になったりすることも多々あります。その他にも不感症になったりセックスが嫌いになったり、逆にセックス依存症になったりすることもあるようです。これらのこともなぜそうしてしまうのか本人もよくわからないのです。
ここまでえらそうに書いてきましたが、こういう女性と結婚や交際している人がどうしたらいいのか私には明確な答えはわかりません。ただ、少なくとも彼女自身が自分の怒りが相手のせいではなく自分の精神的に傷から出ていることを自覚する必要があると思います。ただこれが非常に困難なのです。自覚できない人が多いと思います。彼氏や夫が気づいて指摘してもまず認めないと思います。
ただ、第三者からの指摘なら少しは可能性があるかもしれません。
本人が自覚すれば専門のカウンセラーなどに行くことが可能になりますし、解決への糸口がみつかるかもしれません。いずれにしても男性側には強い忍耐力が必要とされます。
最初から父親との仲が良好な女性を捜せばいんでしょうが、そうでないとわかっても好きになってしまうと理屈では止めることができなくなるのが恋愛ですし、症状がでるのに時間がかかることもあってやはり難しいかもしれません。
今日書いたことと同じような内容を以前書きましたが、最近本当にこういう女性を多く見ているので、より具体的に書いてみました。またこういった問題については触れていきたいと思います。