誰でもが否が応でも年齢と共に「老い」と「病」ということに煩わされるようになり、何とか「老い」を遅くしようとしたり、「病」を防ごうとします。
衰えてきた体力や崩れてきた体型をできるかぎり維持することは、運動や食事、サプリメントなどで何とか可能かもしれませんが、個人差はありますが、相当の努力を必要とします。
さらに減少する頭髪や老眼になってくる眼、または自分が罹る可能性が比較的高いと思われるいくつかの疾病、等々を防ごうとしたら、これははっきり言って無理でしょう。
もし何とか全部がんばってもかえってストレスが増加し生活が楽しくないでしょう。それどころか下手をしたら今度は精神の病になってしまうかもしれません。
結局は「老いる」ことを適度に抵抗しながらも受け入れていくことが大事、そして「病」は防がなくてはいけませんが、心配しすぎて過剰にならないことが大事なんだろうと最近すこしづつ思うようになってきました。
歳を重ねていくことは何かを失っていくだけではなく、何かを得ていくことなんだと思います。失うことに必要以上に心をとらわれないようにして、これから得ていくことに心を傾けていくことが、これからより重要になってくるんでしょうね。
まだ、そんなおっちゃんのつもりはないのですが、今からそのことを心の片隅に置いておきたいと思う今日この頃です。