日本を背負って、誇りを持って戦った選手とスタッフに心からの賞賛の拍手を送ります。
パラグアイ戦ではもう少し出来たのではないかという思いもありますが、全試合を通し、日本人らしい
粘り強さ、
強い団結力を世界に示せたと思います。
戦前は、私は全敗すると予想していましたが、見事にその予想を裏切ってくれました。
W杯直前に劇的な進化を遂げ、すばらしいチームJapanになってくれました。
今回のW杯で日本にサッカーにおける守備の文化を日本に植えつけてくれたと思います。このことは非常に大きな収穫でした。
今後の課題は、いつも言われることですが決定力だと思います。そのためには普段から強豪国や強豪チームと真剣勝負を数多くこなしていくことが必要なのではないでしょうか。
でもこの課題も、ある力を出し切って戦った今回の日本代表の姿を見ていると、いつの日か近いうち克服できるようになるという希望を感じました。
とにかく、もう一度選手とスタッフ全員に拍手を送りたいと思います。胸をはって日本に帰ってきてください。
p.s. 選手一人ひとりのコメントを見ました。多くの選手が最高のチームとスタッフだったことやチームが一体になっていたことを答えていました。闘莉王選手などは「日本人になれてよかった。最高の仲間とこういう機会を与えてくれた神様に感謝する」と言っていました。
うなだれる駒野選手にみんなが駆けつけていた姿、岡田監督が全員を労って抱きしめていた姿、肩を組みひざまずいて一列に見守っていた姿、実に感動的でした。
思い出してください。4年前のドイツ大会のときには、涙を流してグランドに倒れていた中田選手に近づいていったのは宮本選手だけだったんです。今回だってフランスやイングランドを見てください。チームはバラバラでした。今回の日本代表は出場国の中でもっともチームワークのとれたチームなのではないでしょうか。
この日本代表はベスト16という結果だけでなく心ひとつになって戦う感動的な姿を私たちに残してくれました。