クリスマスが近いせいか先ほどTVのトーク番組で 「あなたがもらった(あげた)素敵なプレゼントは?」みたいな話をしていました。(本来このネタはバレンタインデーに話したいのですが、日本では何故かクリスマスが恋人たちのイベントになっているので、このまま話題にさせてもらいます)
私のことをよく知っている人の間では、私が好きな人にプレゼントをするときに色々とロマンティックな演出をすることはすでに周知のことです。
喜んでもらえた演出はけっこうありますが、その中のひとつを紹介します。(ちょっと恥ずかしいんですが
今から15年くらい前の話です。ボーという親しい友人が警備員としてニューヨークのエンパイアーステートビルに勤務していました。ガイドの仕事でも頻繁に行っていましたが、彼のお陰でプライベートでも何度も夜に遊びに行っていました。(エンパイアは86階と102階に展望台があるのですが、一般の人が絶対に入れないその階上やエレベーターにも入ることができました。そこでビールを飲んだり大騒ぎしたこともよくありました。本当はダメなんだけど、、もう時効だからいいですよね)
エンパイアは夜11時30分(たぶん、そうだったはず)まで入場可で、12時まで展望台にいることができます。昼の景色も綺麗ですが、夜はロマンティックでまた一段と綺麗なんです。そのため夜もかなりの観光客で賑わいます。
12時10分前くらいになると警備員が外の展望台にいる観光客を全員中のエレベーターの方に誘導して一階出口まで連れて行き、ビルの閉館となるわけです。
私は当時つきあっていた彼女を11時少し過ぎにエンパイアに連れ出しました。(当時の私のアパートはエンパイアから徒歩で5分くらいのところでした)
いつもどおり11時50分くらいから閉館の流れになりましたが、私たちは最後の客が中に入ってもそのまま外にいました。彼女は心配そうに「閉館じゃないの?外にいていいの?」って聞きましたが、私は「大丈夫。貸切りだから」と答え、私たちは閉館後約10分くらい外の展望台で二人っきりで夜景を楽しみました。もちろん事前にボーとその同僚たちに話を通していたのです。彼らも完全に協力してくれ、一切外に出てこないで二人の邪魔することはありませんでした。途中でボーが頼んでおいた小さな花束をドアのところにおいてくれ、それを私が彼女に手渡しました。その上、ボーが気を利かせバックにロマンティックなバラードを流してくれたので演出効果が上がりました。(ボーありがとう!)
この演出は結果的に最高の演出となり、彼女が喜んでくれたのは言うまでもありません。あのときの彼女のハッピーな顔は今でも忘れる事ができません。詳細は書けませんが、私にとっても最高にロマンティックで熱い10分間でしたね。ちなみにその彼女は今ではいい友人となっています。