昨年の夏にワルシャワを訪れたときにワルシャワ大学内を案内してくれたのがヴェロニカでした。
彼女は昨年ワルシャワ大学の日本語科を卒業し、現在那須塩原のブリヂストンの工場で通訳として働いています。日本語だけでなく裏千家の茶道や着物の着付けまた剣道も学んでいるという日本人よりも日本人らしい女性です。
その彼女が先週末に熊谷を訪問してくれました。駅で待ち合わせをしましたが、びっくりしたことに何と着物を着て登場してきたのです。それも見事に着こなして。ワルシャワでもたまに着物を着て出掛けるとは聞いていましたが、日本で着物姿で現れるとは思ってもいませんでした。やられました。日本人の私の方が何か恥ずかしくなってきました。
聞けば特別にこの日だけ着物を着たのではなく、日本に着てから普段でも着物を着ているとのこと。
その日は中学生の剣道大会を観戦したり、既述の梅澤剣道具店を訪れたりしました。翌日の日曜日は朝の6時から国済寺という禅宗のお寺に参禅しましたが、その後そこで茶会が催されると住職から伺ったので、予定を変更して茶会に参加することにしました。
ヴェロニカは私の母からもらった着物を着て行くというので、私も着物を着ることにしましたが、茶会の方はカジュアルな雰囲気のものでした。茶会に参加された人たちも突然の私たちの参加を大歓迎してくれて、実にいい時間を過ごす事ができました。まさに一期一会でした。ヴェロニカはその夜那須塩原に帰りました。
川越や秩父に行こうとした当初の予定は変更になりましたが結果的に実に楽しい2日間だったので彼女も大変満足そうでした。今度は彼氏と来るかもしれませんね。