現代に生きる田中正造と南方熊楠
- 2012.01.24 Tuesday
- 12:01
JUGEMテーマ:日記・一般
今年になってからNHKで放送されている秀逸の番組がある。「日本人は何を考えてきたのか」がそれだが、先日その第3回目の放送があった。
タイトルは「森と水と共に生きる〜田中正造と南方熊楠」であったが、この二人については幼い頃から父親に耳にタコができるほど聞かされ、私の中では特別な存在となっていた。特に田中正造については以前本ブログでも少しだけ名前を出したことがあるが、近代の中では数少ない尊敬する人物である。貧しく立場の弱い人のために私財を全て投げ打って政府と闘い、死を覚悟して天皇に直訴、そして文字通り無一文で亡くなった彼の生き様はマザーテレサ以上であると思っている。
昨年の震災・原発事故以後、我々は真剣に人間と自然のあり方を考え直す必要に迫られている。
そのためにはヨーロッパ流の人と自然や昨今言われる似非「エコブーム」ではなく、我々日本人が本来持っていた自然観とか人と自然とのあり方を再認識する必要がある。その意味において田中正造と南方熊楠の思想は古い思想ではなく今なお強く生きている思想である。彼らの言う人と自然の共生を、逆に今こそ真剣に学ばなければならない。両氏はそれぞれ「生命(いのち)の思想家」、「知の巨人」と呼ばれ、現代の我々に到底及ばないほどの思想家・運動家また学者である。彼らが命をかけて残していった思想はこれからの日本や世界を作っていくうえで貴重な財産である。
最後に田中正造の言葉を紹介しておく。
真の文明は
山を荒らさず
川を荒らさず
村を破らず
人を殺さざるべし
合掌


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